- MKC1、ロードデータベース、ホリスティック(包括的)・コネクティビティ・ビークルが、ブリュッセルにて欧州自動車部品工業会(CLEPA)のイノベーションアワードを受賞
ふたたびこのときが巡ってきました – 欧州自動車部品工業会(CLEPA)によるイノベーションアワードの内容が決定しました。国際的テクノロジーカンパニー、コンチネンタルの3つの革新的な製品が、ブリュッセルで開催された授賞式でCLEPAイノベーションアワードを受賞しました。統合ブレーキシステムMK C1が安全性部門で第2位、自動収集した高精度なルートデータを提供するロードデータベースはコネクテッド部門で第2位、ホリスティック・コネクティビティ・ビークルは同部門の第3位をそれぞれ受賞しました。
MK C1 – より迅速にブレーキング、制動距離の短縮
MK C1は、従来のブレーキシステムよりダイナミックで, 軽量、コンパクトな電子ブレーキシステムです。緊急ブレーキアシスト、アダプティブ・クルーズ・コントロール、歩行者保護システムなどの先進運転者支援システムのブレーキ力が50%増せば制動距離が短くなり事故が回避でき、万が一、事故が起きてもその程度を軽減することに役立ちます。
MK C1は現代の車のニーズに完璧に応えます。「並外れたパワー対サイズ比、最適な経済効率、および可能最大限の快適性により、MK C1は個人モビリティの将来ニーズを完璧に満たします」とコンチネンタルの シャシー&セーフティー部門、ビークルダイナミクス事業部の責任者を務めるフェリックス・ビーテンベック(Felix Bietenbeck)は述べます。さらにビーテンベックは、「この製品の開発に貢献した当社のすべての従業員を代表して、このたびの賞を喜んでお受けします」と付け加えました。
ロードデータベース – 車の第6感
ロードデータベースは、先進運転者支援システムに高精度なルートデータを提供する革新的ソリューションです。ロードデータベースの背景にある基本的なアイデアは、さまざまな車のセンサーから情報を取り込み、コンピュータで読み取り可能な道路図をバックエンドで生成することです。用途に応じて、システムは従来のデジタルストリートマップを補完するか、またはその代替物として機能するように設計されます。
「コンチネンタルのロードデータベースから供給されるデータのおかげで、先進運転者支援システムの予見性が高まり、より快適で安全な運転が可能になります。」このように述べるのは、コンチネンタルの高度道路交通システム事業部のユルゲン・シュバイガー(Juergen Schweiger)です。「このシステムを使用する車とメーカーが増えるほど、より正確で鮮度の高い情報が提供されます。CLEPAの賞を戴いたことは、将来のインテリジェントモビリティにとってこの問題がいかに重要かを示しています」。
ホリスティック・・コネクティビティ・ビークル– 未来のコネクテッドビークル
車はインターネットの一部になりつつあります。それに伴い、クローズドシステムからオープンシステムへの変化を遂げており、この流れは、車両エレクトロニクス、コネクテッドサービスからビッグデータの分析まで、ありとあらゆるシステムと技術に影響をおよぼします。ホリスティック(包括的)・コネクティビティ・ビークルを通じて、コンチネンタルは未来のコネクテッドビークルがどのようなものかを示します。
コンテキスト(状況、背景)に基づくサービス、直感的に操作できるヒューマン・マシン・インターフェース、IPベースのネットワークアーキテクチャなど、ホリスティック・コネクティビティ・ビークルは、常時接続された車両の技術およびサービスを理解する第一歩となるでしょう。コンチネンタルのインテリア部門で研究開発の責任者を務めるアレクサンダー・クロッツ(Alexander Klotz)は次のように述べています。「このように遠大なコンセプトが審査員のみなさまに認められたことを特に嬉しく思います。と言うのも、常時接続された車を実現するには、ヒューマン・マシン・インターフェースからクラウドまで、車内外すべての技術を見直さなければならないからです。コンチネンタルでは、これをホリスティックコネクティビティと呼んでいます。」
本プレスリリースは、現地時間2016年3月21日に、ドイツ・フランクフルト、ベルギー・ブリュッセルで発表した内容の参考訳です。 万が一、英文原文と意味合いが異なる部分がある場合には英文が優先されます。