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      プレス リリース
      2021年9月30日

      安定した将来に向けて:市場志向型を目指す新体制編成

      • 監査役会がコンチネンタルグループの組織構造の再調整を承認: 2022年1月1日より新体制スタート
      • コンチネンタルCEO、ニコライ・セッツアー (Nikolai Setzer) :「長期的なテクノロジートレンド、市場トレンドに沿って一貫して組織調整を行い、活動の全分野で独自の技術力がもたらす可能性を最大限に活用、コンチネンタルは、イノベーションの開発と工業化において、決定的な役割を果たしてまいります。」
      • オートモーティブ・テクノロジーズ・グループ・セクター (2022年以降:オートモーティブセクターと改称) を戦略的取組分野に合わせ組織改編。その焦点は顧客要件と市場開発
      • タイヤ部門とコンチテック部門は独立セクターに
      • 取締役会の規模縮小:ヘルムート・マッチ(Helmut Matschi)、フランク・ヨーダン (Frank Jourdan) が早期退任の予定

      こちらは現地時間2021年9月30日にドイツ・ハノーバーで発行されたプレスリリースの抄訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。

      コンチネンタルAGの監査役会は、市場の発展と顧客要件に焦点を当て、コンチネンタルグループの構造の再調整を承認しました。2021年9月、モビリティ産業の変革を考慮し、取締役会は組織改革を決定していました。2021年9月中旬にはヴィテスコ・テクノロジーズのスピンオフがなされており、本年3月の「自律モビリティ」ならびに「セーフティー&モーション」の2事業部門の設置決定に続く、コンチネンタルの戦略的再編を加速させるステップとなります。

      「コンチネンタルは今後、強力で、同規模の独立した3つのグループセクターで支えられることになります。これにより、戦略的再編成が加速し、モビリティ産業の変革においてアジャイル、市場指向、そして未来志向の企業として位置付けてまいります」このように述べるのは、監査役会会長のヴォルフガング・ライツル (Professor Wolfgang Reitzel)です。

      「150周年のこの年に、私たちの歴史おける新たな時代に向けた戦略的方針を定めました。モビリティ産業における根本的な構造変化を機会として捉え、この新体制で安定した地位を目指します。複雑性を軽減し、スピードと透明性を向上させることで、私たちは再び適応できる能力を発揮します」 コンチネンタルのCEO・セッツアーは体制変更に至る理由を説明しました。さらに、次のように加えています。「私たちは、専門知識、特にソフトウェアにおける、知識を蓄積しています。お客様にメリットを提供できるでしょう。ですから、モビリティ産業界における変革期を勝ち抜く企業となれると確信しています」

      2022年1月1日以降の市場指向の再編概要

      タイヤコンチテックの両部門が独立セクターに (現在はラバー・テクノロジーズ・グループ・セクター内に統合) は、取締役会メンバーのクリスチャン・クッツ (Christian Kötz) とフィリップ・ネレス (Philip Nelles) が引き続き各セクターを率います。

      同時に、コンチネンタルはオートモーティブ・テクノロジーズ・グループ・セクターを包括的に再編。(2022年以降オートモーティブセクターに改称) テクノロジーカンパニーは、ダイナミックで柔軟性の高い5部門を設立、将来構造はオートモーティブ・テクノロジーズの戦略的活動分野と市場開発をターゲットとしています。セッツアーは、コンチネンタルのCEOとしての役割に加え、取締役会では引き続き本セクターを代表します。新体制スタートにより、ヘルムート・マッチ(58)とフランク・ジョーダン(61)は取締役を早期退任します。両氏の退任、ならびにヴィテスコ・テクノロジーズのスピンオフにより、コンチネンタルAGの取締役会は2022年1月1日以降、5名のメンバーで構成されることになります。

      「監査役会を代表し、長年の成功に対して、ヘルマット・マッチとフランク・ジョーダンに感謝の意を表します。両氏はコンチネンタルが最も成功した自動車部品サプライヤーの一社へと成長することに大きく貢献してくださり、同時に、技術変革期における事業領域の整備を行いました」 ライツレはこのように述べました。

      「コネクテッドドライビング、自動運転分野における私たちの強力な技術ポジションは、マッチ氏とヨーダン氏の優れたコミットメントによるものです。戦略的ビジョンによって、積極的に新しい構造に貢献してくれました。取締役会を代表し、彼らへの感謝の気持ちとともに、彼らがもたらした成功、そしてコンチネンタルとその価値に対する長年の貢献に心から感謝したいと思います」セッツアーは付け加えました。

      自動化・ネットワーク化されたモビリティにのための独自の技術力

      「未来のモビリティは持続可能で、自動化され、ネットワーク化されています。車両には今後、数々の強力な感覚が与えられ、同じ言語を話し、環境やドライバーと通信し、神経経路は応答性が良くシームレスに結び付き、中心のインテリジェンスシステムが安心安全に目的地まで導きます。私たちは、オートモーティブ・テクノロジーズ・グループセクターを長期的なテクノロジー・市場の両トレンドに常に合わせ、戦略的活動分野に合致させ、活動の全分野で独自の技術力がもたらす可能性を最大限に活用します。モビリティサプライヤー、そしてテクノロジーインテグレーターとして、コンチネンタルは、イノベーション開発と工業化において、決定的な役割を果たしてまいります」セッツアーは、オートモーティブ・テクノロジーズの戦略的活動分野について説明しました。

      オートモーティブ・テクノロジーズ・グループセクターにおける組織変更

      オートモーティブ・テクノロジーズの再編成は、「車両ネットワーキング・インフォーメンション(VNI)」と「自律モビリティ&セーフティー(AMS)」 2部門の解体を含みます。該当部門に属する事業部は、グループセクターの戦略的活動分野に基づき、5部門に再編成され、オートモーティブ・グループ内に統合します。

      現在のVNI部門から3部門を新設、「アーキテクチャー&ネットワーキング」、「ユーザーエクスペリエンス」、そして「スマートモビリティ」です。コネクティビティ技術、そして高性能コンピューター、ディスプレー、オペレーション技術、フリートオペレーターや商用車メーカー向けのモビリティサービスやサービス分野で各事業活動を行います。

      本年3月に監査役会が承認した決議が、本年末の「自律モビリティ」、「セーフティー&モーション」2部門の設立でした。現在のAMS部門から生まれる領域です。先進運転システムと自動運転、そして安全システム向けエレクトロニクス、センサーとブレーキ、シャシーシステムがその事業範囲となります。

      2022年1月1日以降、オートモーティブ・グループセクターを構成する部門は以下5部門です。

      • セーフティー&モーション
      • 自律モビリティ
      • スマートモビリティ
      • ユーザーエクスペリエンス
      • アーキテクチャー&ネットワーク

      オートモーティブ・テクノロジーズの再編成の一環で、2022年1月1日付でギル・マビレ(Gilles Mabire) がCTOに就任、he[a]t (先行技術開発本部) を強化します。VNI部門の先行技術開発を引き継ぎ、高性能コンピューターといった、全戦略活動分野にまたがる開発プロジェクトをサポートします。

      また、オートモーティブ・グループにおける管理機能も強化、直接的かつ包括的な責任を果たします。現行の営業、経理&財務、品質、人事、広報の機能に加えて、購買、IT、サプライチェーン管理、サステナビリティ、製造のオペレーション機能をオペレーション部に統合します。特に、サプライチェーン連携における変化への戦略的対応を目的としています。

      コンチネンタルの取締役会は、2022年1月1日以降規模縮小

      組織再編によりコンチネンタルAGの取締役会は、2022年1月1日以降、以下5名で構成します。

      • ニコライ・セッツァー (Nikolai Setzer): コンチネンタルAG取締役会会長、オートモーティブ役員会代表 (任期2024年3月まで)
      • ヴォルフガング・シェーファー (Wolfgang Schäfer): 経理、財務、コンプライアンス、法務、IT担当 (任期2024年12月まで)
      • アリアーネ・ラインハート (Dr. Ariane Reinhart): 人事、サステナビリティ担当
        (任期2022年9月まで)
      • クリスチャン・クッツ (Christian Kötz): タイヤグループ、グループ購買担当 (任期2027年4月まで)
      • フィリップ・ネレス (Philip Nelles): コンチテックグループ担当 (任期2024年5月まで)

      プレスリリース "Continental Gets Automotive Technologies Ready for the Future with New Management"はこちらより(英語)

      利用可能なドキュメント