コンチネンタル、CoSmA UWB 車両アクセスソリューションでBMW グループ・サプライヤー・イノベーション・アワードを受賞
- CoSmA UWB は超広帯域(UWB)テクノロジーでハンズフリー車両アクセスを実現した初のスマートフォンベースシステム
- 位置検出の正確性により、デジタルキーの共有や盗難保護機能が車両の利便性とセキュリティを向上
- コンチネンタルのCoSmA 送受信機がBMW iX のアクセスシステムに使用される
テクノロジーカンパニー・コンチネンタルは、本年のBMW サプライヤー・イノベーション・アワードを受賞しました。CoSmA UWBの自動車アクセスソリューションへの評価がデジタル化部門での受賞につながりました。本受賞は、革新的なデジタルアクセスソリューションに与えられたPACEアワード受賞に続く2番目の名誉です。CoSmA UWBは、超広帯域無線テクノロジーで、ドライバーにスマートフォン経由での自動車アクセスに関連する新たな機能を提供するシステムです。コンチネンタルのCoSmA送受信機は既にBMW iXに搭載されており、乗車する前から、ドライバーにデジタルユーザーエクスペリエンスを提供します。
コンチネンタルのアーキテクチャー&ネットワーキング事業部長、ジャン=フランソワ・タラビア(Jean-Francois Tarabbia)は、本受賞に際し、次のように述べています。「コンチネンタルのアクセスソリューションがBMWグループのサプライヤー・イノベーション・アワードを受賞でき、大変嬉しく思います。CoSmA送受信機は、最新のテクノロジー、利便性とセキュリティーを組み合わせ、デジタル車両へのアクセスを実現します。CoSmA UWBで、開発チーム全体が、このようなソリューション開発における最高のパートナーであることを証明しました」
CoSmA UWBにおいて、スマートフォンは車両使用において中心的な役割を果たします。スマートフォンと車両間の接続はBluetooth Low Energyを通じて確立されますが、超広帯域無線テクノロジーにより、スマートフォンの正確な位置を検出します。このことは新しい可能性を開きます。例えば、ドライバーがスマートフォンを手に持たずに近づいてきた場合でも、ドアのロックを解除します。位置検出の正確性をベースに、無線信号を遮断することで盗難に対するセキュリティも大幅に向上しています。加えて、デジタルキーは自分以外の人と共有することが可能です。このソリューションは、BMW iXによって初めてシリーズ生産を開始しました。
カー・コネクティビティ・コンソーシアムにおける複数業界をまたいだ開発
CoSmA UWBテクノロジーの開発において、コンチネンタルはサプライヤーの立場で、そしてBMWは自動車メーカーという立場で協業しており、権威のあるオートモーティブニュースのPACEイノベーション・パートナーシップ・アワードを受賞しています。超広帯域無線テクノロジーを用いた車両アクセスシステムは業界団体カー・コネクティビティ・コンソーシアム(CCC) により開発されました。この団体は、BMW社といった自動車メーカー、スマートフォンのメーカー、コンチネンタルなどのテクノロジーが連携し、スマートフォンと車両間のコミュニケーションと統合を目指しています。
2013年以降、BMWグループは、BMW Group Supplier Innovation Awardを通じて、優れたイノベーションと開発の成果を、BMWグループ・サプライヤー・イノベーション・アワードでサプライヤーを表彰し続けています。今年は、カスタマーエクスペリエンス、サステナビリティ、ドライブトレイン & Eモビリティ、デジタル化、ニューカマーのカテゴリで計18社が受賞しました。授賞式は11月17日にミュンヘンのBMWワールドで開催されました。