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      2022年4月27日

      コンチネンタル、新たな緊急行動プログラムで気候変動緩和施策を強化

      • 緊急行動プログラムNet|Zero|Now(ネット|ゼロ|ナウ)により、お客様がコンチネンタルと実施するビジネスをバリューチェーン全体でカーボンニュートラル化
      • 気候変動に関するパリ協定の目標に沿って「ネットゼロ」を達成
      • コンチネンタルは、Net|Zero|Nowを含む包括的なサステナビリティ戦略の目標を2050年までに達成
      • ゼロ・エミッション車両向け製品を重視。この分野の2021年売上高は約10億ユーロ
      • 人事およびサステナビリティ担当取締役アリアーネ・ラインハート「可能な限りの手段を講じ、気候変動緩和を加速させなければならない」

      現地時間2022年4月27日にドイツ・ハノーバーで発行されたプレスリリースの抄訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。

      テクノロジーカンパニーであるコンチネンタルは、気候変動緩和のための緊急行動プログラム、Net|Zero|Nowにより、コンチネンタルのバリューチェーン全体でカーボンニュートラル化する機会を提供します。本プログラムの目的は、野心的なサステナビリティ目標を掲げるお客様が、当社との事業で依然として残っている「カーボン・バックパック」を解消することです。カーボン・バックパックとは、コンチネンタルやそのサプライヤーの各工程、さらには製品使用後に生じるあらゆるCO2排出量のことです。ただし、お客様による使用時の排出量は含みません。大気中へのCO₂の排出量をマイナスにするネガティブ・エミッション技術を活用することで、同量のカーボン・バックパックを相殺することが出来ます。当社はこれまで排出削減策を実施するとともに、気候変動に関するパリ協定に沿ったカーボンニュートラル達成を目指し、コンチ・グリーンコンセプトタイヤなど、持続可能性を高めるイノベーションを考案してきました。Net|Zero|Nowは、そうした取り組みを補完するプログラムです。

      テクノロジーカンパニーであるコンチネンタルは、気候変動緩和のための緊急行動プログラム、Net|Zero|Nowにより、コンチネンタルのバリューチェーン全体でカーボンニュートラル化する機会を提供します。本プログラムの目的は、野心的なサステナビリティ目標を掲げるお客様が、当社との事業で依然として残っている「カーボン・バックパック」を解消することです。カーボン・バックパックとは、コンチネンタルやそのサプライヤーの各工程、さらには製品使用後に生じるあらゆるCO2排出量のことです。ただし、お客様による使用時の排出量は含みません。大気中へのCO₂の排出量をマイナスにするネガティブ・エミッション技術を活用することで、同量のカーボン・バックパックを相殺することが出来ます。当社はこれまで排出削減策を実施するとともに、気候変動に関するパリ協定に沿ったカーボンニュートラル達成を目指し、コンチ・グリーンコンセプトタイヤなど、持続可能性を高めるイノベーションを考案してきました。Net|Zero|Nowは、そうした取り組みを補完するプログラムです。

      Net|Zero|Nowは気候変動緩和の緊急行動モデル

      コンチネンタルの人事およびサステナビリティ担当取締役アリアーネ・ラインハートは、次のように述べています。「2021年はひどい洪水や森林火災があったため、気候変動緩和を加速する必要性が特にあらわになりました。可能な限りの手段を講じ、対策を加速させることが不可欠です。それと同時に、パートナーと手を携え、脱炭素社会への移行に伴う好機をつかまなければなりません」

      コンチネンタルはNet|Zero|Nowについて、野心的な排出削減の取り組みやカーボンニュートラルに向けた施策とならび、他社が2015年パリ協定の目標をよりうまく達成するための重要なモデルだと考えています。規制と市場の要件の高まりを受け、各社はますます野心的な気候目標を掲げるようになっています。ラインハートは次のように説明します。「いまやネットゼロ達成は企業価値を左右するベンチマークの一つとなっています。その達成には、さらなる意志だけでなく適切な経済優遇政策が求められます。例えば、付加価値税率には、依然としてカーボンニュートラルが考慮されていません」

      気候変動に関する政府間パネル(IPCCに基づく緊急行動プログラム

      気候変動緩和のための緊急行動プログラムによるコンチネンタルの取り組みは、ネガティブ・エミッションの原理に依拠しているため、従来のカーボン・オフセットを超える内容となっています。数量的に言い換えれば、サプライチェーンの各製品から排出される以上の炭素量が、再植林などを通じて大気から除去されるということです。こうすれば全体としてネットゼロが達成され、気候への負荷はなくなります。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)はCO2削減を推し進めることを重視し、パリ協定の目標達成に向けたネガティブ・エミッションの活用をますます推奨しています。

      コンチネンタルは適切な量のCO2を大気から取り除くため、広く信頼されているパートナーとの協力の下、生態系回復や再植林の分野で質の高い認証済みプロジェクトに参加しています。国際基準に従って認証されたプロジェクトのみを選び、選定過程では、社会的側面や、森林火災対策のような削減の持続性など、質的基準も重視します。

      Net|Zero|Nowは包括的なサステナビリティ戦略の一部

      サステナビリティは、イノベーションの主要な原動力としてコンチネンタルの企業戦略に確かに根付いています。当社の野心的なサステナビリティ目標には、自社バリューチェーン全体におけるカーボンニュートラルの達成、モビリティと産業のゼロ・エミッション、循環型経済の実現、責任あるバリューチェーンという4つの重点分野があります。遅くとも2050年までの実現を目指していますが、バリューチェーン全体のカーボンニュートラルなどの目標の達成は、コンチネンタルだけで果たせる責任ではありません。お客様やサプライヤーなどパートナーとの協力なしに、成し遂げられることではありません。

      コンチネンタルのサステナビリティ部門長 シュテフェン・シュバルツ=フーフラー(Dr. Steffen Schwartz-Höfler)は、次のように述べています。「カーボンニュートラル・モビリティの実現に向けた道のりは、マラソンであると同時に、全力疾走の繰り返しでもあります。実際の排出量を削減する取り組みと、Net|Zero|Nowによる排出量相殺の取り組みは、当社におけるカーボンニュートラル達成という目標において、相互に補完し合う重要な関係にあります。コンチネンタルは、これら2つの取り組みを推進することで、パリ協定に遅れることのなく、持続可能な経済へ無事転換することを目指しています。」

      利用可能なドキュメント