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      2018年7月26日

      コンチネンタル、PlaxidityX とエレクトロビットのサイバーセキュリティソリューションをコネクテッドカーに提供

      • サイバー攻撃の予防・把握・対応:エレクトロビットとPlaxidityX (旧: アルガス)によるエンド・ツー・エンドのセキュリティ
      • ゲートウェイと車載サーバー: 現行と新型の車両向けコンチネンタルのセキュリティマスター

       

      テクノロジー企業であるコンチネンタルは、テレマティックスユニットやインフォテインメントシステム、ゲートウェイなど、コネクテッドカーの車両エレクトロニクスについて、PlaxidityX (旧:アルガス・サイバー・セキュリティー) とエレクトロビットによるエンド・ツー・エンドのサイバーセキュリティと無線ソフトウェアアップデートのソリューションを、製造時に組み入れると発表しました。

      「安全運転のためにブレーキが必須であるのと同様に、コネクテッドカーには最先端のサイバーセキュリティが基本性能として必要です。このため、コンチネンタルのコネクテッドカーの全車両エレクトロニクスならびに、サードパーティ製品については単独のソリューションとして、アーガスとエレクトロビットによるエンド・ツー・エンドのサイバーセキュリティソリューションを提供することを決定しました」とコンチネンタルのインテリア部門ストラテジー責任者のヴェルナー・ケストラー(Werner Koestler)は述べています。

      コンチネンタルとエレクトロビット、PlaxidityXのサイバーセキュリティに対する理念は、OEMがサイバー攻撃の脅威を予防・把握・対応できるようにするという三つの重要な方針に立脚しています。コンチネンタルはこのたび、エレクトロビットとPlaxidityXのソリューションによって、自動車メーカーがサイバー攻撃の脅威から自社の車を守るためのエンド・ツー・エンドのソリューションを提供します。将来起こり得るサイバー攻撃を予防するために、エレクトロビットは助言だけでなく、アプリケーション層やハードウェア特化型のセキュリティ製品、AUTOSARベーシックソフトウェア、ブートローダー用のセキュリティソリューションのためのセキュリティコンポーネントも提供します。  

      上記のコンポーネントは、安全な通信や識別認証、安全なアップデート、診断といったアプリケーションのために設計されており、すでに現時点で多くの車両に搭載されています。

      アーガスは、車両へのサイバー攻撃に対して最先端の防御を誇るマルチレイヤーのソリューションのほか、テレマティックスやインフォテインメントのユニットにインストールされているArgus Connectivity Protectionおよび車内ネットワークで配布されるPlaxidityX Intrusion Detection and Prevention System(IDPS)によって、リアルタイムで攻撃を検知して対応する機能を提供します。

      セキュリティオペレーションセンターであるPlaxidityX Lifespan Protection (LP)は、予防・把握・対応のさらなるレイヤーを備え、車両の健全性解析のほか、攻撃が発生した際にその性質に関するインサイトを生成するためのフリート間の情報分析、新たに出現する脅威の特定、予防措置によるインシデントへの素早い対応をOEMします。世界中の車両の脆弱性に素早く対応し、脆弱性を解消するソフトウェアパッチをインストールするため、自動車メーカーはエレクトロビットの無線ソフトウェアアップデートサービスであるEB cadian Syncを利用することができます。

      「マルチレイヤーのアプローチによって、新製品の開発から継続的な監視、さらなる攻撃に対する予防措置を車両に講じるための無線アップデートを活用した脆弱性の解消機能に至るまで、コンチネンタル車両サイバーセキュリティにおいてエンド・ツー・エンドのサービスを提供します」とケストラーは説明しています。

      ゲートウェイと車載サーバー: 現在と未来のサイバーセキュリティを万全に

      コンチネンタルは、ルチレイヤーのソリューションを自社のポートフォリオに加え、コンポーネントの攻撃への堅牢性を高めています。「テレマティクスユニットまたはインフォテインメントシステムのように、遠隔攻撃の侵入経路となるコンポーネントについては特に、過去数年にわたって要求事項が急増しています。お客様のために最大限の予防策を提供することが、世界的自動車部品メーカーであるコンチネンタルの義務です」とケストラーは述べています。さらに、コンチネンタルは、セキュリティ網の重要な要素であるコントロールユニットも開発しています。例えば、コンチネンタルのゲートウェイは、従来配備されていた車載コンピューティングアーキテクチャまたは現行のドメインアーキテクチャの中の車両コンピューティングネットワークにおいて、ルーターとして機能します。

      コンチネンタルのゲートウェイは、アーガスの最先端セキュリティ性能を統合し、さらにエレクトロビットの車両診断と無線ソフトウェアアップデート機能を有効にして、車両の健全性を監視したり、必要に応じて即座にアップデートを実施します。実質的に、ゲートウェイがセキュリティマスターの役割を引き受けます。コンチネンタルは、将来のサーバーベースのアーキテクチャに備え、ネットワークマネージャーや通信インターフェースとして機能する高性能のコンピューティングユニットである車載サーバー(In-Vehicle Server)を備えています。車載サーバーは、車両アーキテクチャの中心的要素であり、遠隔操作によるメインテナンスと車両全体のサイバーセキュリティのために広範な無線ソフトウェアアップデートを実現します。

      利用可能なドキュメント