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      2017年11月16日

      コンチネンタル、欧州鉄道産業連合(UNIFE)に加盟

      • テクノロジー企業として、顧客、パートナーとともに鉄道輸送の未来を形作ることを目指す
      • 取締役会メンバー・ドゥンジング:「鉄道も将来のモビリティに果たすべき役割がある」 
      • コンチネンタルの技術は鉄道輸送における防火・騒音対策・快適性向上に貢献

      国際的テクノロジーカンパニーであるコンチネンタルは、鉄道輸送分野での事業を拡大しており、このたび欧州鉄道産業連合(UNIFE)に加盟しました。バルセロナで開催されたUNIFEの年次総会でコンチネンタルの会員資格が正式に承認されました。「支線・主要路線にかかわらず、鉄道も将来のモビリティに果たすべき役割があります。鉄道輸送は戦略的に重要な分野であり、イノベーションとテクノロジーに関連して大きな成長機会が見込まれます。コンチネンタルがUNIFEの会員になったことで、将来の鉄道産業を形作るためのプラットフォームが得られます」と、コンチネンタルの取締役会メンバーであり、コンチテック部門の責任者でもあるハンス-ユルゲン・ドゥンジング(Hans-Jürgen Duensing)は力説します。コンチネンタルは、鉄道輸送の安全性、快適性、静粛性を目的とした研究プロジェクトに長年携わってきました。

      ブリュッセルに拠点を置くUNIFEは、1992年から欧州の鉄道産業を代表する正式な機関として、欧州諸国から14の全国鉄道産業協会が参加しています。UNIFEの100社以上のメンバーには、鉄道車両業界大手のほかに多くの中小企業が含まれます。「UNIFEは、政府機関とビジネスを結ぶ重要な接点です。機会があるごとに、話し合いの場で積極的な役割を果たし、問題を提示し、顧客やパートナーと協力して貨物や旅客輸送における課題解決に取り組んでいます」とコンチネンタルのコンチテック部門で鉄道ソリューション事業を統括するオラフ・フィリップ(Olaf Philipp)は話しています。

      ノイズを低減する振動制御技術

      保線事業者、鉄道車両製造業者、および政府は、鉄道輸送を活用することで騒音公害の発生を抑えるという目標を宣言しています。コンチネンタルのコンチテック部門は、エアスプリングのスペシャリストであり、交通量の多い鉄道路線の騒音レベルをさらに下げ、沿線に住む人々への影響を低減させるシステムをすでに提供しています。たとえば、ホイールセットマウントや液圧バネを備えたシステムは、よりスムーズで静かな走行を実現します。部品が共通の車軸ハウジングに組み込まれているため、部品同士の協調動作により、レール、車輪、台車の摩耗が軽減されます。路線の試験区間を使用したテストでは、騒音レベルが2.5~3dB低減しました。これは、それまでに感じていたノイズがほぼ半減したことに相当します。振動制御軸受エレメントは、たとえば、都市部の路面電車やトラムシステムによる騒音の影響を最小限に抑えるのに役立っています。このような路面電車システムの車両が線路を通過するとき、振動制御軸受エレメントがその際に発生する振動を低減します。これは騒音を低減するだけでなく、振動を最小限に抑え、それらの振動が建物に伝わるのを防ぎます。

      安全性を最大限に高める技術

      客車や台車、空調システム、暖房システム、内装のトリム材のいずれであるかを問わず、コンチネンタルは、欧州の防火規格EN 45545などに準拠するロバストで耐久性のある鉄道向け技術を開発しています。ポートフォリオには、1次・2次サスペンション向けシステムに加え、ゴムと金属の合成物などお客様固有の製品が含まれています。パンタグラフに使用されるベローズシリンダーは、圧縮空気駆動エレメントとして、すり板と架線との間に一定の接触圧を生成します。オイル、圧縮空気、飲料水用ホースは、最新の高品質ゴム化合物を使用して製造され、厳格な品質管理の対象となります。適応性、信頼性、耐久性の高さや、円滑な操作は、信頼の証です。

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