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      2017年8月10日

      スマートモビリティのための包括的コネクティビティ

      • コネクティビティはインテリジェントモビリティのための重要な技術に
      • コンチネンタルは、無線アップデートやスピーカーレスサウンドなど、包括的コネクティビティを実現するための技術を開発
      • コンチネンタルが、未来のレンタカーなどモビリティサービスの新ビジネス分野へ進出

      コンチネンタルが車両をインターネットに初めて接続したのは1996年。それ以来、コンチネンタルは3,000万台以上の車両をインターネットに接続してきました。2017年に生産された新車のうちの半数に、何らかのコネクティビティ機能が装備されると予想されています。これは今までになかったことです。2020年までに約2億5,000万台のコネクテッドカーが世界の道路を走ることになります。

      「従来、付加的な機能であったコネクティビティは、将来のインテリジェントモビリティにとって重要な技術となっています。そのため、シームレスなオンライン接続のための包括的コネクティビティの実現と、車両全体をオープンなシステムに発展させることに焦点を当てているのです」とコンチネンタルの取締役会メンバーであり、同社インテリア部門の責任者であるヘルムート・マッチ(Helmut Matschi)は語っています。また、コンチネンタルがテレマティクスソリューション以上のものとして包括的コネクティビティを位置付けている理由を説明します。「包括的コネクティビティは、車載電子機器アーキテクチャから、シームレスな接続、サービス、ドライバーと車両の相互作用に至るまで、コネクテッドカーのあらゆる側面に関係します。今日、コンチネンタルでは、包括的コネクティビティにおけるあらゆる分野の要素技術を開発しています。そうすることで、将来のモビリティを形作っているのです」

      車両全体に対して、無線でシームレスにアップデートを実行

      自動車修理工場に行くことなく、車両のソフトウェアを最新の状態に保ったり、新しい機能をダウンロードしたりできるようになります。PCやスマートフォンにとって標準と見なされている機能は、自動車業界では依然としてSFの領域と考えられています。「車載電子機器全体に対する無線ソフトウェアアップデートは、包括的コネクティビティの中心的な要素です」とマッチは述べます。しかし、コンチネンタルにとっては、この機能を確実に高い信頼性で実行できる方法を実証するだけに留まりません。コンチネンタルは、Carnegie Technologiesと提携し、さまざまな無線ネットワーク(携帯電話、Wi-Fi、衛星システム)間のシームレスで途切れることのない移行を可能にするソリューションを開発しています。このソリューションでは、できるだけ多くのデータを含むデータパッケージをクラウドから車両に送信するために、送信能力をプールする手段としてたとえば乗客のモバイルデバイスのデータ回線と統合することもできます。コンチネンタルはInmarsatと協力し、世界中の自動車メーカーやドライバーに常に最高のネットワーク接続を提供するため、携帯電話やWi-Fiに加え、衛星通信を利用しています。

      未来のインフォテインメント:クラウドから直接提供

      包括的コネクティビティは、車載のインフォテインメントをより賢く柔軟にします。クラウドターミナルを使用すると、これまではヘッドユニットに直接統合されていたアプリケーションがクラウドに移行します。これにより、システムが常に最新となり、いつでも新しい機能を追加できるため、車両メーカーは異なるモデルや車種間でアプリケーションを簡単に展開できます。コンチネンタルは、クラウド内に標準開発ツールを使用する開発フレームワークを作成しているため、開発者は特殊な自動車ソフトウェア用の専門知識を必要としません。このように、コンチネンタルはコネクテッドカーを多様な開発者コミュニティに開放することで、数多くのエキサイティングな機能の基盤を作り出しています。クラウド端末は、ドライバーのデジタルアシスタントとしても機能し、ドライバーの習慣を分析してパーソナライズされた適切な機能を提供します。

      スピーカーなしでも最高の音を聴く

      「未来のインフォテインメントでは、魅力的なモビリティ体験の一環としてすばらしい音が必須です」とマッチは言います。コンチネンタルのスピーカーレスサウンドシステムにより、カーオーディオに革新をもたらし、その過程でシステムの重量と設置面積を大幅に削減しました。従来のハイエンド3Dサウンドオーディオと比較して、このスピーカーレスシステムは取り付けスペースを95%も削減できます。車両の特定の表面を振動させるアクチュエータを装備し、、弦楽器と同様の仕組みでシステムが動作し、すべての車両クラスで最高級のオーディオ体験が得られます。

      デザインと相互作用に新しいアプローチを生み出すコネクティビティ

      機能が接続されるということは、車内にさらに大型のディスプレーが必要になりますが、完全にデジタル化された計器クラスターには、デザインの選択肢がほとんどありません。コンチネンタルは、将来のドライバーが従来の平面ディスプレーを凝視しなくてもデジタルコンテンツを楽しめるようにするために、旧式のディスプレーに高級感と個性をよみがえらせる光学的に結合された地形要素を特徴とする3Dディスプレーを開発しました。さらに、車内の装飾面にデジタル機能を統合することで、ユーザーの嗜好に合わせた特色を備えるようになります。この点において、ライトの統合が開発段階に不可欠です。半透明の表面材であるAcella Hyliteは、たとえば車両のドアにバックライトを当てるのに使用できる特殊な照明効果を生み出します。さまざまな光源を使用して、カスタマイズされた色彩効果を出したり、警告信号を点灯させたりすることができます。しかしながら、接続された機能のニーズにディスプレーを適応させる必要があるだけでなく、それらの操作方法もデジタルの環境に合わせる必要があります。ドライバーと車両間の直感的なコミュニケーションのために、コンチネンタルは運転席用にタッチジェスチャーを開発しました。

      包括的コネクティビティはモビリティサービスの基礎

      包括的コネクティビティには、車両の技術とデザインの新しい可能性の他にさまざまな利点があります。この点について、マッチは次のように説明しています。「包括的コネクティビティはまったく新しいビジネスモデルを創造します。コンチネンタルにとって、現在の製品ビジネスに加え、モビリティサービスはビジネスの次なる重要な柱になるでしょう」。モビリティサービスの核心は、車両が周辺環境について知れば知るほど、道路の安全性と効率性が高まり、利用者にとって使い勝手が良くなることです。コンチネンタルのeHorizonは、車載カメラのクラウドソーシング機能を使用して、クラウドやその他の道路利用者に対して車両が重要な交通情報を提供します。その結果得られるデータベースに基づいて、さまざまなモビリティサービスを実装できます。さらにこのデータベースは、自動運転車両の開発における中心的な要素です。

      包括的コネクティビティの概念を伝える新しい応用例は、コンチネンタルのテストカー・Holistic Connectivity Carでしょう。コンチネンタルは、このテストカーにより、IoE(Internet of Everything)の一部を車両がどのように担うのかを実証するだけでなく、eHorizon.weatherなどの新サービス開発例をご紹介します。このソリューションは、eHorizonの技術に基づいて、車両を移動可能な気象観測所に変えます。Météo-Franceとの提携で考案されたこのサービスは、運転の安全性と快適性を向上させるだけでなく、気象予測のデータも提供できるのです。コンチネンタルは、フランスで200台の車両からなる専用の屋外試験場を建設しました。これにより、eHorizon.weatherのようなコンセプトをテストしたり、新しいサービスを開発したりできます。

      接続されたフリートマネジメントと未来のレンタカー

      特にフリートマネジメントの世界では、コネクティビティはまったく新しい可能性を開き、遠隔診断や予想診断などを可能にしてくれます。vAnalyticsリモート車両診断は、コンチネンタルがすでに提供している代表的なサービスです。コンチネンタルは、VoicRの実用化を通じて、40年間使用されているアナログCB無線技術を、リアルタイム機能を備えた、デジタル、スピーチ、ロケーションベースのソーシャルネットワークへと一変させます。これにより、コンチネンタルは、効率的で安全性と将来性の高いフリートマネジメント、特にフリートマネジメント事業者と商用車市場向けに新たなソリューションを生み出しています。

      アプリ経由のレンタカー、スマートフォン経由の車両アクセス、パーソナライズされたシート調整、さらには遠隔診断まで、コンチネンタルは、未来のレンタカーを構成する技術を単一のエコシステムに統合するような車両を開発することで、包括的コネクティビティがレンタカー利用者のモビリティ体験を変化させる様子を体現しています。

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