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      プレス リリース
      2022年12月15日

      CES 2023、コンチネンタルが紹介するモビリティの未来

      • 有形製品からクラウドまで多様なイノベーションを展示
      • ユーザーエクスペリエンス、自動運転、ソフトウェア・デファインド・ビークル (SDV) 向けのソリューション:コンチネンタルは、より安全で排出量が少なく、より快適な運転を実現

      こちらは現地時間2022年12月15日にドイツ・フランクフルトで発行されたプレスリリースの抄訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。

      テクノロジーカンパニーのコンチネンタルは、お客様、メディア、投資家の皆様に最先端技術をもってモビリティの未来をご体験いただく場をご提供します。1月5~8日に米・ラスベガスで開催されるCES 2023では、より安全な交通、イマーシブなユーザーエクスペリエンス、サステナブルな運転など未来のモビリティに必要なイノベーションを展示、自動車の機能や人と車の融合などモビリティ全体を向上させる製品、ソリューションをご紹介します。

      「私たちがモビリティの新時代へ導きます。」このように語るのはコンチネンタル・オートモーティブのCTO、ジル・マビレ (Gilles Mabire) です。「CESでは、有形製品からクラウドに至るまで、全レベルの自動車に影響を与える技術をご紹介します。ドライバーにとってだけでなく、交通弱者を含むすべての交通形態において、これらのイノベーションがあらゆるモビリティ体験を覆します。交通の未来がより安全で持続可能、そしてより効率的になる方法をCESでお見せします。」

      バリューチェーン全体におけるサステナブルなソリューション

      コンチネンタルは、素材調達からリサイクルまで、バリューチェーン全体において革新的な技術とサステナブルなソリューションを推進しています。CES 2023では、タイヤ部門から2つの持続可能なソリューション、ContiTread EcoPlus Green1とConti Urbanを紹介します。この商用車用タイヤは、持続可能性におけるコンチネンタルの最先端技術です。コンチネンタルはまた、より効率的な電気自動車、交通安全、より環境に優しい地球をサポートするeモビリティ用に特別に設計されたモジュールとセンサーを展示します。

      オートノマスでスマートなソリューション - クラウドへの接続

      コンチネンタルは、半導体企業Ambarellaの人工知能 (AI) を搭載したSoCファミリー「CV3」を先進運転支援システム (ADAS) に統合しています。これは、運転支援における個々の要件を満たすスケーラブルなソリューションを市場に提供するためです。11月に発表された統合システムを、今回ラスベガスで初めて発表します。

      Ambarellaの高性能で高電力効率、スケーラブルなSoCポートフォリオは、通常の約半分の消費電力で、取得したセンサーデータをより速く、より包括的に処理します。これにより、環境認識範囲が広がり、より安全なモビリティの実現につながります。消費電力が少なく、バッテリーが軽量であるため、チップセットはさまざまな電気自動車にも貢献可能です。コンチネンタルの運転支援ソリューションを補完し、さらに自動車の自動化を進めます。

      コンチネンタルのHRL131ハイパフォーマンスLiDARは、さらなる自動運転機能を可能にします。HRL131はパートナーであるAEyeと共同開発しました。これは、自動車業界初のソフトウェア定義による長距離LiDARであり、前世代製品と比較し、検出距離が長く、早く物体検出できるように設計されています。車両は300メートル以上の距離を、歩行者は200メートル以上の距離まで検出できます。この技術は、乗用車、商用車向けアプリケーションの主要機能を可能にします。悪天候時に、遠く離れた場所から高速でレンガなどの小さな障害物を検出する機能は、高速道路での自動操縦と、ハブ間の自動トラッキングを進めるために重要になります。生産前サンプルテストと検証を2023年に行います。量産開始は2024年末を予定しています。

      自動化が進むことで、自動車技術はより一層接続されていきます。コネクテッドカーにより、運転はより安全で便利になります。このような新機能をサポートするために、自動車は車輪付きのコンピューターになりつつあります。ソフトウェア・デファインド・ビークルとコネクテッドモビリティには、より多くの知能とコンピューティングパワーが必要ですが、現在の車両アーキテクチャは限界に達しつつあります。コンチネンタルの高性能コンピューター (HPC)は、フォルクスワーゲンのID.electricシリーズで最初に導入され、サービス指向の集中型車両システムアーキテクチャに移行するための機能を拡張しました。CES 2023では、サーバーゾーンアーキテクチャがこの進化を次のレベルに引き上げる方法を紹介します。ゾーン制御ユニット (ZCU) が車両機能を物理ゾーンに統合するため、車両アーキテクチャはさらに最適化されます。

      コンチネンタルのx-Domainゾーンコントロールユニットは、ソフトウェア・デファインド・ビークルの鍵

      ZCUは、より複雑なソフトウェア機能を継続的に導入し、ソフトウェア・デファインド・ビークルの可能性を最大限に引き出します。ソフトウェアとハードウェアの分離を進めることで、ZCUは車両ネットワークの複雑を軽減、コスト削減を可能にします。この分離は、コネクテッドカーの継続的なアップデート、改善および機能開発サービスに必要となります。ここでは、ZCUが通信ゲートウェイの役割を引き継ぎます。

      高性能コンピューター、車両センサー、アクチュエーター、電子制御ユニット間の仲介役として機能するほか、スマートに配電できるため、オーディオ、外付けのサウンドシステム、駐車、HVAC、サスペンションなどの車両機能をx-Domainでリアルタイムに確実に実行することを保証します。コンチネンタルのZCUプラットフォームはスケーラブルでモジュール式であるため、自動車メーカーは車両アーキテクチャの設計に最大限の柔軟性を持たせることができます。ハードウェア、ソフトウェア、サードパーティソフトウェア、サービスおよび機能の完全な統合が可能です。このアプローチにより、コンチネンタルは自動車メーカーがより迅速かつコスト効率の高い方法でソリューションを導入することを可能にします。

      未来のモビリティのためのソフトウェア

      将来のソフトウェアは、自動車のすべての新しい可能性を開きます。車両をソフトウェアで拡張できるように、コンチネンタルはコンチネンタル・オートモーティブ・エッジ・フレームワーク (CAEdge) を提供しています。これは、車両をクラウドに接続し、開発者に非常に効率的な方法でソフトウェア機能を作成し、テスト、展開する可能性を提供するモジュラーハードウェアおよびソフトウェアフレームワークです。これにより、コネクテッドカーは、迅速かつ便利なソフトウェアアップデートにより、ライフサイクル全体にわたって進化します。ドライバーは、将来発明される機能を統合し、車両の機能に追加できます。これを可能にするために、自動車メーカーは、ウィンドウリフター、ソフトウェア無線、自動運転またはリモートパーキング用のモーションまたは操縦パッケージなど、コンチネンタルの機能カタログから幅広いソフトウェアソリューションを選択できます。

      イマーシブな運転体験

      イノベーションとは、運転体験の向上です。コンチネンタルは、運転をより安全にするだけでなく、ドライバーにとってより直感的でイマーシブなものにすることに重点を置いています。ユーザーエクスペリエンスが自動車購入者にとって重要な要素になりつつある中、コンチネンタルのディスプレー技術は、車内インテリアが「新たな馬力」になりつつあることを表しています。CES 2023において、コックピットの全幅にまたがる湾曲したディスプレー、カーブド・ウルトラワイド・ディスプレーを展示します。「ウルトラワイド」とは、1.2メートル以上の幅を意味し、一方のAピラーからもう一方のAピラーにアーチ状になっています。前衛的なディスプレーデザインは、ユーザーエクスペリエンスの新しい次元を生み出し、シャイテクをベースとしたコントロールパネルにおける革新的な操作コンセプトで、より高い安全性と快適性を保証します。

      CES 2023でのコンチネンタルの展示

      コンチネンタルは1月4日15時よりMandalay Bayのレベル2,Room Aにてニュースカンファレンスを開催します。また、Renaissanceホテルにてプライベート展示を行い、最新のイノベーションを紹介します。詳細はこちらより

      利用可能なドキュメント