オスラムとコンチネンタルの合弁会社が事業開始
- 交渉および承認手続きが無事完了
- 合弁会社オスラム・コンチネンタル(OSRAM Continental GmbH)は、2018年7月2日から全世界で事業を開始
- ライト、センサー、エレクトロニクスのシームレスな統合により、自動車業界におけるインテリジェント
- 照明ソリューションの普及を推進
テクノロジーカンパニーであるコンチネンタルとオスラムが共同で設立した合弁会社オスラム・コンチネンタル(OSRAM Continental GmbH)が事業を開始しました。すべての交渉と企業合併に伴う規制承認許可が無事完了したことを受け、当合弁会社は計画通り2018年下半期に始動する運びとなりました。
オスラム・コンチネンタルは、当初はドイツ・ミュンヘンに本社を置き、世界16拠点でおよそ1,500名の従業員を雇用する予定です。将来的にはドイツ・ガルヒングに本社を移転する計画です。この合弁会社は5億ユーロ前後の年間売上高を目指し、コンチネンタルとオスラムがそれぞれ50%の出資比率を持ち合うことで、オスラムの完全な連結企業となります。
オスラム・コンチネンタルは、LEDだけでなく、レーザーベースのライティングモジュール、ソリューション、および関連するエレクトロ二クス市場の堅調な成長により、今後5年間、年率2桁の成長率を目指します。当合弁会社が開発する最初の製品の生産体制は、2021年までに整う見込みです。
オスラム・コンチネンタルのCEO、ダーク・リンツメアー(Dirk Linzmeier - pdf (78KB))は、この合弁会社の事業開始に大きな期待を寄せています。「この数か月の間に複数の指標を定めました。これにより、自動車用照明の未来を再定義する新しい会社を作ることができます。強力なルーツを持つオスラム・コンチネンタルは、市場を大幅に拡大させることができるでしょう」
オスラム・コンチネンタルのCFO兼ジェネラルマネジメントメンバー、ハラルド・レナー( Harald Renner - pdf (83KB))は次のように述べています。「合弁会社の事業開始により、インテリジェントな自動車用照明市場が今後も継続、発展するという安心感が醸成されます。さらに、両社の幹部スタッフと専門家から構成されるチームが、イノベーションだけでなく効率化、統合化のスピードを高めていくことでしょう。新しい仲間と協力して素晴らしい製品を開発することを楽しみにしています」
自動車業界における自動車用照明市場は、半導体ベースの照明技術に移行しつつあります。その結果、ソフトウェアとエレクトロニクスの重要性と影響力がますます高まっています。そのため、コンチネンタルとオスラムはこれらの分野における強みを相互に活用し、自動車メーカーやサプライヤー向けに最先端のヘッドライトモジュールのほか、テールライトや車内照明ソリューションを開発しています。
合弁会社がインテリジェントな自動車照明を新たなレベルへ引き上げる
この合弁会社は自動車用照明におけるデジタル化に活路を見出し、すべてのインテリジェント照明機能の製造を一手に実現します。オスラム・コンチネンタルは、最適化されたアプローチで照明とインテリジェントエレクトロニクスを組み合わせることにより、あらゆる車両分野で、LED技術を市場に浸透させます。
そのため、同社はソフトウェアベースのソリューションを使用して、アンチグレア・ディップ・ヘッドライトやハイビームヘッドライトなど、設定可能なライトディストリビューションシステムを構築するだけでなく、インテリジェント照明機能も開発しています。将来的に、これらのソリューションを搭載した車両は、ナビゲーションシステムやセンサーからのデータを活用することで、走行中に他のドライバーや歩行者などに警告メッセージを発することができるようになります。オスラム・コンチネンタルは、ミュンヘンに拠点を構えますが、各地域の顧客との開発サイクルを迅速化するため、グローバルに事業展開します。 製品ポートフォリオには、フロントおよびリア・ヘッドライト用のLEDモジュール、レーザーモジュール、ライト・コントロール・ユニットなどの半導体ベースのライティングモジュールがあります。
Further information about the joint venture can be found here合弁会社について詳細はこちらもご覧ください(英語): www.osram-continental.com.
Alena Liebram
Media Spokesperson and Topic Manager User Experience
Continental Automotive