コンチネンタル、業界トップの価値創造に向け事業アライアンスを強化:監査役会が再編案を承認
- コンチネンタルの監査役会、その歴史において最大規模の組織再編を承認
- 新しい持ち株会社体制:コンチネンタルAG傘下に3つの事業グループを置く
- パワートレイン部門は新名称、新経営陣、新独立法人組織として2019年初に稼動、2019年中頃には部分IPOも
- エルマー・デゲンハートCEO:「組織再編が承認されたことで、私たちはモビリティの未来にフルスピードで向かいます」
コンチネンタルAGの監査役会において、同社の歴史において最大規模の組織再編成(事業アライアンス)を決議、承認しました。2018年7月18日に同社取締役会は組織再編を決定していました。今回の承認をもって、新組織は、コンチネンタルAGが持ち株会社となり「コンチネンタル・グループ」を形成します。これに関連し、監査役会は現在の「パワートレイン部門」の新名称下での2019年初頭からの新独立法人組織化を承認したことになります。部分的新株式公開(IPO)は、2019年中頃となる見通しです。
「監査役会はコンチネンタルの急速で収益性の高い成長をサポートします。早期に、先を見越して組織再編を行うことは、新たな機会と付加価値をもたらし、コンチネンタルは、永久的に競争力を持てることになります。監査役会全会一致で同社の歴史において最大規模の組織再編成の合意に至りました。」監査役会会長のヴォルフガング・ライツル(Professor Wolfgang Reitzle)は、ハノーバーで開催された監査役会決議後に、このように語りました。
コンチネンタルのCEO、エルマー・デゲンハート(Dr. Elmar Degenhart)は監査役会の決議について、次のようにコメントしました。「自動車産業の大きな変化を考慮し、過去数ヶ月にわたり再編のためのさまざまなシナリオを精査しました。私たちが目指すのは、市場より速く成長することです。さらに、モビリティの将来における主要分野には大きな拡大の可能性を見ており、最大限にそれらを活用してまいります。取締役会全メンバーを代表し、監査役会メンバーの皆さまの信頼に感謝の意を述べたいと思います。今回の再編成の承認をもって、お客様には更なる価値を創造し、モビリティの将来にフルスピードで取り組んでまいります。」
業界トップの価値創造に向けた事業アライアンスでモビリティの将来を形成
この承認をもって、監査役会は、コンチネンタルAGを持ち株会社とする「コンチネンタル・グループ」の形成を推し進めます。この持ち株会社の傘下に、ラバー事業、オートモーティブ事業、パワートレイン事業という3つの「事業グループ」を置き、2020年から新報告体制ならびに新名称を導入します。事業グループは段階的に、必要に応じ拡大強化しつつ設置を行います。現在のパワートレイン部門は新名称の下、2019年初頭に新独立法人組織化します。部分的新株式公開(IPO)は、2019年中頃となる見通しです。
さらに、現在のシャシー&セーフティ、インテリア部門は、2020年初頭までに再編成、新名称「自律運転テクノロジー」と「車両ネットワーキングテクノロジー」事業部門として、新「オートモーティブ事業グループ」に業績報告を行います。両事業グループは同じく新設するオートモーティブ中央研究機能により補完されます。
現在のラバーグループは、「コンチネンタル・ラバー」事業グループへと名称変更し、タイヤ(将来的に「タイヤテクノロジー」)およびコンチテックの2部門は、今後も独立事業組織として、この「コンチネンタル・ラバー」事業グループに事業報告を行います。ドイツ・ハノーバーで誕生したコンチネンタルの147年の歴史において中核を成すこの2つの事業は、今後もコンチネンタルから離れることはありません。