ステークホルダーとの対話
私たちのステークホルダーは、従業員、株主、お客様、パートナーおよびサプライヤーの皆様、そして、企業全体に及びます。誠実かつ公平に接するとともに、建設的な対話を行います。
従業員との対話
私たちは、従業員との継続的な対話を行うことで、彼らをさらに理解し、伸ばすことができる分野を学んでいます。2004年以降、世界の従業員を対象に、全体的な満足度、経営陣の資質、コンチネンタルへの意見について、2~3年毎に調査を行っています。調査への参加は任意で、守秘義務と匿名性は一貫して守られます。
取締役会は、従業員とのコミュニケーション手段として、ライブ放送(ウェブキャスト)、事業展開を説明する取締役会からの全社レター、社内SNSやタウンホールミーティングを活用しています。
販売説明会や産業見本市での対話のほか、年次株主総会における質疑応答の機会を活用し、皆様とコミュニケーションを行います。さらに、アナリスト、個人株主、その他の市場参加者の方々と、定期的かつ直接的な関係性を維持しています。
開発提携や共同活動についてはお客様やサプライヤーの皆様と、研究プロジェクトについては科学者の方々と話し合いを重ねています。自動運転は、現在重要なテーマのひとつです。この目的に対し、コンチネンタルは「www.2025ad.com」というプラットフォームを立ち上げ、自動運転分野における公的な議論を促進しています。「www.2025ad.com」では、未来のモビリティの技術的、法的、社会的側面に関する意見を集約し、対話に参加する機会を専門家や消費者に提供しています。
用主として次世代従業員のニーズに的確に応え、社会のさまざまな課題に対処するために、コンチネンタルは学生と就業者の調査を定期的に行っています。この年次調査は2004年にドイツで導入し、後にルーマニア、中国、ブラジルにも導入されました。
コンチネンタルは、運転時の行動、ハイブリッド技術、電動モビリティ、交通安全といった側面で車両ユーザーに定期的に質問しています。また、科学や自動車産業界の専門家とも同様の目的で面談を行っています。コンチネンタル・モビリティ・スタディーでは、都市化、安全性、自動運転、コネクティビティ、エネルギー資源の有限性、コストなど、世界中の人々にとって特に重要なテーマを重点的に扱っています。
コンチネンタルは、各種協会、労働組合、政治家と積極的かつオープンな交流を続けており、関連する政治的課題や、規制法律上のプロセスに関与することが可能となっています。コンチネンタルは、未来のモビリティの開発において、安全、環境、情報マネジメント、価値に見合う製品とソリューションの実現をはじめとするさまざまな分野で、政策担当者や議員の方々をサポートしています。「国連グローバルコンパクト」の参加企業として、また、ドイツ・グローバル・コンパクト・ネットワーク(DGCN)での協力を通じ、人権、労働基準、環境保護、腐敗防止を支持しています。持続可能な開発に関するテーマにおいては、さまざまな構想に尽力するとともに、ドイツ産業界の持続的発展のためのフォーラムであるエコンセンス(econsense)の加盟企業として積極的に活動しています。